ライ麦パンとブランパンの違いは?糖質量の差も調査

ライ麦パンとブランパンの違いは?糖質量の差も調査

パン屋だけでなくスーパーやコンビニでも見かけるようになったライ麦パンやブランパン。

「体にいいパン」ということはなんとなく分かるけれど、具体的なことは知らない…なんて人も多いのではないでしょうか?

ライ麦パンとブランパンの違いは何なのか気になりますよね。


そこで今回は、ライ麦パンとブランパンの違いやそれぞれの糖質量についてまとめました。

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ライ麦パンとブランパンの違い

ライ麦パンとブランパンの違い

ライ麦パンとブランパンの違いを3つのポイントに沿って見ていきましょう。

  • 原材料
  • 栄養素
  • 味や食感

原材料

ライ麦パンライ麦・サワー種・塩・水
ブランパン小麦ふすま・大豆粉・小麦たんぱく・塩・水・イースト・バターなど

参考:クラシル

ライ麦パンはライ麦を原料に作られており、イーストではなくサワー種という発酵種を使っているのが特徴。

パンは小麦粉に含まれるデンプン質とイーストが作用して炭酸ガスおおmを発生させることで膨らむのですが、ライ麦にはデンプン質が入っていません。

そのため通常パン作りで使うイーストでは生地が膨らまないので、代わりにサワー種という酸味のある発酵種を使っています。

パン作りで必要最低限の材料だけで作られており、卵やバターといった材料が入ることはほとんどありません。


ブランパンは小麦が原料ですが、一般的なパンとの違いは小麦の中でも表皮・胚芽と呼ばれる部分だけを使うこと。

表皮と胚芽の部分を合わせて小麦ふすま(英語でブランbran)と言います。

小麦ふすまだけでは生地の膨らみが弱いので、大豆粉を湯種にしたり小麦たんぱくを加えて生地が膨らむのをサポート。

小麦ふすまも大豆粉も体にいい食材なので、健康に気を使う人の間でブランパンは人気があります。

そんな健康に気を使う人が食べることが多いためか、ブランパンは砂糖は使わないか使うとしてもほんの少しだけです。

栄養素

ライ麦パンミネラル・食物繊維
ブランパンミネラル・食物繊維

ライ麦パンのライ麦、ブランパンの小麦ふすま。

どちらも豊富なミネラルと食物繊維が含まれており、健康にいい食材として注目されています。


主なミネラルはマグネシウム・鉄分・亜鉛・カルシウムなど。

どれも私たちにとって不足しがちな栄養素なのでパンで手軽に取れるのは嬉しいですよね^^


また、見逃せないのが食物繊維の多さ!

100gあたりの糖質量はライ麦で13.3g。

食物繊維が豊富と言われているごぼうで5.7gなのでこれだけでも十分多いことが分かりますが、小麦ふすまはなんと41.7gというから驚きです(参考:日清製粉グループ

食物繊維は腸内環境を整えるために必要不可欠な栄養素。


体にいいことってなかなか続かないですよね。

しかし、いつも食べているパンをライ麦パンやブランパンに置き換えるだけでOKなので忙しい人にこそぜひライ麦パンやブランパンを食べて欲しいなあと思います。

味や食感

ライ麦パン酸味がありボソボソとした食感
ブランパン香ばしさがあってふわっとした食感

ライ麦パンを食べるとまずその酸味に驚くと思います。

ライ麦パンの酸味はサワー種によるもので、また生地もボソボソした食感です。

サワー種を使うとどうしても生地が膨らみにくく、目が詰まったずっしりとした重みのある生地になります。

噛めば噛むほどライ麦のうま味が感じられクセになるのですが、最初は食べにくいかもしれません。


ブランパンはイーストを使っているために生地がふわっとしています。

ライ麦パンよりはまだ食べなれた食感ではないでしょうか。

砂糖が入っていないことがほとんどのため、「ブランパンだけでいくつでも食べられる!という感じではなく、何かの付け合わせとして楽しむ人が多いです。


いつものふわふわモチモチの食パンや甘みのある菓子パンを想像して食べると、その違いに驚くでしょう。

ライ麦パンやブランパンは原材料の配合によって味や食感が大きく変わります。

栄養価は下がりはしますが、食べやすいように小麦粉とブレンドしたライ麦パンやブランパンもあるので、初めて食べるのであれば小麦粉の混ざったものから始めるのをおすすめします。

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ライ麦パンとブランパンの糖質量の違い

ライ麦パンとフランスパン糖質の違い

健康のためやダイエットをしている人にとって気になるのは糖質量。

ライ麦パンとブランパンのそれぞれの糖質量をまとめました。

ライ麦パン(ライ麦100%のレシピ)25.2g/100gあたり
ブランパン(小麦ふすまと大豆粉で作った小麦粉なしのレシピ)7.1g/100gあたり

参考:CHOOSEE/Fusubon

糖質量はパンの種類によっても変わるのであくまで一例として参考にしてくださいね。

ライ麦パンもブランパンも、一般的な小麦粉で作られるパンに比べると低糖質。

特にブランパンは、小麦の中でも糖質を多く含んでいる胚乳を使っていないために糖質量がグッと少ないのが特徴。

「糖質制限中でも食べられるパン」としてコンビニから発売された際には一躍話題になりましたね!


ただし、ライ麦パンもブランパンも低糖質なのは小麦粉がブレンドされていない場合のみ。

食べやすく小麦粉がブレンドされていたり、砂糖やバターが多く使われていると糖質量もグッと上がってしまいます。

糖質を気にするのであればパッケージや店頭の原材料欄をよく確認しましょう。

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ライ麦パンとブランパンの違いまとめ

  • ライ麦パンはライ麦で、ブランパンは小麦ふすまで作られているパンのことを指す
  • ライ麦パンもブランパンも、どちらもミネラルと食物繊維を多く含んでいる
  • ライ麦パンとブランパンではブランパンのほうが低糖質

ライ麦パンとブランパンの違いは、原材料と味や食感に現れます。

どちらも栄養価が高く体にいいパンですが、味わいや食感は全く違うので一度食べ比べてみるといいですね。

ライ麦パンとブランパンで不足しがちなミネラルや食物繊維を摂取して健康を目指しましょう^^

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