
食品は要冷蔵のもの・常温保存が可能なものと2つに分けられます。
小麦粉や強力粉などの粉類は常温保存が可能な食品。
ずっと常温で出しっぱなしにいしている人も多いと思います。
パン作りに使う小麦粉も、冷蔵庫に入れる必要はありません。
ただ、頻繁にパンを作らない・虫の侵入を避けたいのであれば冷蔵庫に入れたほうがいいでしょう。
今回は、パン作りの小麦粉を冷蔵庫に入れるほうがおすすめの理由について、また冷蔵保存した小麦粉をパン作りに使うときの注意点についてまとめました。
パン作りの小麦粉は冷蔵庫に入れるべき?

パン作りの小麦粉は必ずしも冷蔵庫に入れる必要はありません。
もともと小麦粉は常温で長期保存が可能な食品。
私は以前パン屋で働いていましたが、小麦粉をはじめ粉類は冷蔵庫に入れず、常温で出しっぱなしでした。
ただ、自宅であればパン作りで使う小麦粉は冷蔵庫に入れるのをおすすめします!
その理由は虫の侵入を防げるから。
ほんの少しの隙間から侵入し一気に繁殖する【シバンムシ】という虫がいるのですが、シバンムシは小麦粉が大好物。
荒い網目の網戸だと、隙間から入ってきてしまうことがあるのだとか><
小麦粉を常温で置いておくと、シバンムシが侵入し食い荒らされてしまうこともあるんです。
「袋の口を閉じておけば大丈夫なんじゃ?」と思いますよね。
でも、シバンムシの恐ろしいところはちょっとしたビニール袋なら噛みちぎってしまうところ。
買ってきたままの小麦粉の袋に穴をあけてしまうこともあるんです。
もし小麦粉を常温で保存するなら、袋を2重にするなど対策が必要なんです。
そこで、おすすめがパン作りで使う小麦粉は冷蔵庫に入れるということ。
冷蔵庫内ならシバンムシだけでなくダニのような虫が侵入してくる可能性も低いです。
パン屋で小麦粉を冷蔵庫に入れていないのは、毎日大量に使用するため。
何十キロといった量を冷蔵庫に保管するのは現実的ではありませんし、毎回冷蔵庫から出し入れするのも大変ですよね。
虫が湧く前に使い切ってしまうので、パン屋では小麦粉は冷蔵庫に入れなくてもいいんです。
家庭でも頻繁にパンを焼くために小麦粉を使うなら、袋を2重にして常温保存でもいいと思います。
ですが、「パン作りはたまにしかしない」というのであれば、小麦粉は冷蔵庫に入れたほうが安心でおすすめです^^
パン作りの小麦粉を冷蔵庫に入れた場合、作るときに注意すること

パン作りの小麦粉を冷蔵庫に入れていた場合、パンを作るときは小麦粉を常温に戻してから使いましょう。
水の温度に気を付ける人は多いかと思いますが、小麦粉や砂糖といった粉物の温度にも注意が必要です。
冷蔵庫に入れていた小麦粉って、思った以上に冷えています。
冷たいまま他の材料と合わせると、生地全体の温度が下がってしまい、発酵がうまく進みません。
食感が悪くなったりふくらまなかったり。
おいしいパンを作るためには、生地を適切なこねあげ温度にする必要があります。
こねあげ温度は生地を混ぜ合わせるときが重要で、最初が冷たいとなかなか温度は上がりません。
パン作りで大切なのは生地の温度。
冷蔵庫に入れていた小麦粉を使う場合は、他の材料と合わせる前にしばらく常温に戻すのを忘れないでくださいね。
小麦粉に触れてみて、ヒヤッとした冷たさを感じなければ大丈夫です^^
パン作りの小麦粉を保存するのにおすすめの容器
ここからは、パン作りで使う小麦粉の保存におすすめの容器を2つ紹介します。
選ぶポイントは【使いやすさ・保存性の高さ】。
使いたいときにさっと使えるもの・しっかりと密閉できて虫の侵入を防げるものを選びましょう。
フレッシュロック

丈夫で軽いPET樹脂素材を使用した保存容器は900gの小麦粉が保存できます。
パッキン付きでしっかりと密閉できるフタはワンタッチで開閉可能。
横にして保存もできるので、スペースの限られた冷蔵庫内で小麦粉を保存したい人におすすめです。
コーヒーキャニスター

コーヒー豆を保存するための容器ですが、小麦粉も保存できます。
おしゃれなデザインで、小麦粉を常温で置いておきたい人にぴったり。
しっかり密閉できるので虫の侵入の心配もありません。
まとめ:パン作りの小麦粉の保存方法まとめ
パン作りで使う小麦粉は必ずしも冷蔵庫に入れる必要はありません。
ただ、パン作りを頻繁にしないのであれば、虫の侵入を防ぐために冷蔵庫で保存するのをおすすめします。
私も小麦粉は冷蔵庫で保存していますが、虫が湧いたことはありません◎
冷えた小麦粉はパン生地の膨らみに影響します。
冷蔵庫で保存していた小麦粉をパン作りに使うときは、常温に戻してからにしましょう。
ちょっとしたことですが、おいしいパンを作るには欠かせない大事なポイントです^^