シャンピニオンパンとは?歴史や名前の由来を紹介

シャンピニオンパンとは?歴史や名前の由来を紹介

シャンピニオンとはフランスパンの一種。

パン屋の中でもハード系を多く取り扱っているお店でないと出会わないかもしれませんね。

あまりなじみはないけど、好きな人は好きなシャンピニオンパン。

今回は、シャンピニオンパンとは何か、名前の由来や歴史についてまとめました。

記事を読み終わるころにはシャンピニオンパンが食べたくなるかもしれません^^

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シャンピニオンパンの名前の由来

シャンピニオン

シャンピニオンパンの名前の由来は、シャンピニオンパンの形にあります。

シャンピニオンパンは帽子をかぶったような形が特徴的。

この帽子がきのこのかさに見えることから、フランス語できのこを意味する【 champignon(シャンピニオン)】の名前がつけられました。


シャンピニオンパンとはフランスパンの一種なのですが、おもしろいのはフランスパンは見た目に合わせて名前が付けられているということ。

フランスパンの種類と名前の由来をまとめてみました!

バゲットフランス語で杖や棒を意味する言葉から
クッペクープ(切り込み)が1本入っている見た目から
フィセルフランス語で紐を意味する言葉から
エピフランス語で麦の穂を意味する言葉から
ブールフランス語でボールを意味する言葉から
クロワッサンフランス語で三日月を意味する言葉から

パンと名前がなかなか一致しにくいフランスパンですが、「固くて紐のように細長いのはフィセル」「ボールみたいにまん丸なのはブール」という風に、見た目を連想すると名前も憶えやすいですよね^^

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シャンピニオンパンの歴史

シャンピニオンパン

シャンピニオンパンが何をきっかけに作られるようになったか、残念ながらはっきりとした歴史は分かりませんでした。

ただ、シャンピニオンパンはフランスではバゲットと同じように食事のお供として食べられていることから、「より手軽でたべやすいハード系のパンを作ろう」とシャンピニオンパンが作られたのかなとも思います。

バゲットは大きいので切り分ける必要がありますし、1人暮らしだと1本買ってもなかなか食べきれないですよね。

その点、シャンピニオンパンは1個あたりの重量が100g以下のことがほとんど。

食べ切りサイズだから余らせることがありません。

丸い形にすることで中のクラム(生地)の部分が多く楽しめるのも人気の秘密です。


きのこのような見た目もかわいらしく、食事の場にシャンピニオンパンがあると「これってきのこみたい!」と盛り上がったのではないでしょうか?

もしかすると、食事の時間を楽しませようとフランスのパン職人が考え付いたのかもしれませんね^^

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シャンピニオンパンはいつ日本にやってきた?

シャンピニオンパンがいつ日本にやってきたかは、日本におけるフランスパンの歴史を調べると見えてきます。

日本にフランスパンがやってきたのは1954年。

日本に初めて西洋風のパンがやってきたのは1543年ころとされているので、だいぶ時間があいたことが分かりますね。


フランスパンブームが訪れたのは、それより少し先の1966年。

前年に東京の見本市でパンを焼く職人として来日したフィリップ・ビゴ氏が、東京の青山にあるパン屋【ドンク】で働く際に、パンを作っている様子が外から見られるオープンキッチンを採用したのがきっかけです。


本場フランスから来日した本物の職人が目の前でフランスパンを作る

見ているだけでおいしそうですし、「食べてみたい!」と思いませんか?

この様子が流行ったことで日本でフランスパンブームが到来。

それまで、パンと言えばふわふわの菓子パンが主流だった日本人の中で、フランスパンが根付くようになったきっかけです。


おそらく、このタイミングあるいは近いときにシャンピニオンパンも日本に伝わったのでしょう。

フィリップ・ビゴ氏が働いていた【ドンク】や、日本でオープンさせた【ビゴの店】では、シャンピニオンパンを食べることができますよ!

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まとめ:シャンピニオンパンとはきのこを意味するパン

シャンピニオンパンとは、きのこのかさがついたような見た目のパン。

名前もそのまま、フランス語できのこを意味する【champignon(シャンピニオン)】からきています。

小ぶりなサイズで食べやすく、外のカリっとした食感と中のモチモチした食感を両方味わえるシャンピニオンパン。

なかなか見かけないかもしれませんが、見つけたときはぜひ買ってみてくださいね!

関連記事:シャンピニオンパンの食べ方は?おいしく食べるアイデアも

関連記事:ハード系パンとソフト系パンの作り方や材料の違いと種類

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