最近近所でもベーグル専門店を目にする機会が増えてきました。
季節ごとの具材を組み合わせたベーグルはどれもおいしそうで、お店に行くとついたくさん買ってしまいます^^
そうなると気になるのはベーグルの保存方法は常温でも大丈夫?ということ。
せっかく買ってきたベーグルだからおいしさをキープしたまま保存したいですよね。
そこで今回は、ベーグルの保存方法は常温でも平気か、ベーグルを長持ちさせる保存方法についてまとめました。
ベーグルの保存方法は常温でも平気?
ベーグルの保存方法は常温で大丈夫なものとそうでないものがあります。
何も入っていないベーグル・具材を焼き込んでいるベーグル | 常温保存〇冷蔵保存△ |
具材をサンドしているベーグル | 常温保存△冷蔵保存〇 |
ベーグルの種類によっては常温保存が向かない場合もあり、ベーグルが傷んでしまうこともあります。
そうならないためにも、事前にベーグルの保存方法を詳しくチェックしておきましょう!
何も入っていないベーグル・具材を焼き込んでいるベーグル
何も入っていない、いわゆるプレーンのベーグルや具材を一緒に焼き込んでいるベーグルは常温保存が可能です。
乾燥しないようにビニール袋に入れておくか、ラップで包んで風通しのよい場所に置いておけば問題ありません。
市販のものは賞味期限を参考に、手作りのものは焼いてから翌日までには食べきるようにしましょう。
気温が高い時期などは「冷蔵庫に入れたほうがいいのかな?」なんて思いますが、ベーグルの保存に冷蔵庫は向きません。
というのも、ベーグルに限らずパンを冷蔵庫に入れておくとパサパサの食感になってしまうからです。
パンの原材料である小麦粉にはデンプン質が含まれているのですが、このデンプン質が老化(β化)してしまうとパンはモチモチのやわらかい食感からパサパサと固い食感に変化してしまいます。
デンプン質が老化(β化)しやすい温度というのが0~5℃で、まさに冷蔵庫の中。
上記のことからも、ベーグルを始めパンを冷蔵庫で保存するのは一番おすすめできない方法なんですね。
加えて、ベーグルは材料が【小麦粉・水・塩・砂糖・酵母】とシンプル。
生地をやわらかくするような油脂類が入っていないため、菓子パンに比べると固くなりやすいです。
できるだけ早めに食べるのがおすすめですが、もしも時間が経って固くなったベーグルはトースターで焼いてから食べてみてください。
- トースターをあらかじめ予熱しておく
- 霧吹きで水をかけたベーグルをトースターに入れる
- 1000Wのトースターで1分ほど焼く
水分をかけてから焼くことでベーグルの表面がパリッとした食感になり、おいしく食べられますよ!
チョコチップやチーズを焼き込んだベーグルはトースターで焼くことで具材がとろけるので、私はいつも買ってきたベーグルは自宅で焼き直して食べています^^
具材をサンドしているベーグル
クリームチーズやジャム、サーモンやベーコンなど具材をサンドしているベーグルは常温保存は向きません。
室温が15℃以下になるような寒い季節なら半日程度であれば常温に置いておくのも可能ですが、それ以上の室温であれば常温保存はやめておきましょう。
具材をサンドしているということは、ベーグルを焼くときに一緒にオーブンに入れていないということ。
生ものになり傷みやすくなるので、すぐに食べないのであれば冷蔵庫で保存してください。
ただ、ベーグルは冷蔵庫に入れるとどうしてもパサパサの食感になってしまうもの。
ベーグルがパサパサにならないように、冷蔵庫に入れるときはコツが必要です。
- 乾燥しないようにベーグル1つ1つをぴっちりとラップで包むこと
- 冷蔵庫の中でも温度と湿度が高めの野菜室で保存すること
具材をサンドしているベーグルは水分量も多く傷みやすいので、買ってきた・作ったその日のうちに食べ切りましょう。
ベーグルを長持ちさせる保存方法
手作りしたり大量に買ってきて食べきれないベーグルは冷凍保存しちゃいましょう!
冷凍保存できるベーグルは【何も入っていないベーグル・具材を焼き込んでいるベーグル】に限りますが、約1ヶ月日持ちします。
ベーグルの冷凍方法
- ベーグルは1つずつラップで包む
- ジッパーバッグに重ならないように入れてからしっかりと口を閉じて、冷凍庫で保存する
ラップで包んだあとジッパーバッグに入れることで、乾燥や冷凍庫のにおいがうつるのを防ぐことができます。
ベーグルサンドにしたい場合は、あらかじめ上下にスライスしてから冷凍すると使い勝手がよくなりますよ◎
冷凍したベーグルの解凍方法
冷凍したベーグルは常温で自然解凍します。
ベーグルの大きさによって多少変わりますが、1個につき約30分ほどで解凍できますよ。
急いでいる場合は電子レンジ600Wで30秒ほど温めてもOKです。
そのままでも食べられますが、よりおいしく食べるためにトースターで焼くのがおすすめ。
- トースターをあらかじめ予熱しておく
- 霧吹きで水をかけたベーグルをトースターに入れる
- 1000Wのトースターで1分ほど焼く
トースターがない場合はフライパンでも!
- フライパンにベーグルを入れてフタをして弱火にかける
- 5分焼いたあとひっくり返してさらに5分焼く
- 火を止めてフタをしたまま5分置いておく
(参考:BAGLE&BAGEL)
ちょっとの手間でベーグルが見違えるほどおいしく食べられます^^
ぜひ試してみてくださいね!
ベーグルを常温や冷凍で保存するときの注意点
ベーグルを保存するときの注意点は2つ。
- 乾燥しないようにラップで包むこと
- 具材をサンドしたベーグルは冷凍できないこと
乾燥しないようにラップで包むこと
ベーグルを保存するときは、常温保存・冷凍保存に関わらず乾燥しないようにしっかりとラップで包みましょう。
買ってきたベーグルだとお店によっては紙袋にそのまま入れることもありますが、これはすぐにベーグルを食べ切ることを想定してのこと。
食べるまでに時間があく場合はラップで包むか、器にのせてラップをかけてください。
冷凍庫内は乾燥しやすので、冷凍する場合はさらにジッパーバッグに入れて保存しましょう。
具材をサンドしたベーグルは冷凍できないこと
ベーグルは冷凍保存すると約1ヶ月日持ちしますが、冷凍できるのは何も入っていないベーグルまたは具材を焼き込んでいるベーグルのみ。
ベーグルの間に生野菜やクリームチーズ、ホイップなど具材をサンドしたものは、冷凍すると具材から水分が出てしまいおいしく食べられないので冷凍はやめておきましょう。
食べ切れそうにないけど処分するのはもったいない、そんな具材をサンドしたベーグルは、具材を取り除いてベーグルだけの状態にすれば冷凍できないこともありません。
ただ、水分がベーグル生地に染み込んでいることもあるので、できるだけ早めに食べきってくださいね!
まとめ:ベーグルの保存は常温でも冷凍でもできる
- ベーグルで常温保存が可能なのは、何も入っていないベーグルまたは具材を焼き込んでいるベーグル
- 具材をサンドしたベーグルは生ものになるので冷蔵庫で保存する
- ベーグルは冷凍保存すれば約1ヶ月日持ちする
ベーグルはパンの仲間なので冷蔵庫に入れるとパサパサの食感になってしまいます。
常温保存が一番なのですが、具材をサンドしたベーグルは生ものと同じ。
常温保存だと傷んでしまうので、できるだけパサパサにならないようにコツを押さえて冷蔵庫で保存しましょう。
むぎゅっとした食感が特徴のベーグルですからできるだけおいしく食べ切りたいですね。
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